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兵庫県中学校技術・家庭科研究会(「すべての生徒に喜びを 未来を育む 兵庫の力!」)

会長のごあいさつ

「未来を切り拓き、よりよい生活の実現や社会を構築する
          資質・能力を育む技術・家庭科教育」の実践を目指して
        ~すべての生徒に喜びを 未来を育む兵庫の力~

兵庫県中学校技術・家庭科研究会 会長
三田市立長坂中学校 校長 中尾 弘二

 兵庫県中学校技術・家庭科研究科会の会員の皆様におかれましては、技術・家庭科教育の充実と発展にご尽力いただいておりますことに深く感謝申し上げます。本年度、会長を拝命いたしました。さらに本研究会の活動が充実したものとなりますよう、微力ではありますが、誠心誠意努力して参りたいと思います。何とぞ会員の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 令和元年度、兵庫県での全国大会開催にあたり、本研究会は、「すべての生徒に喜びを 未来を育む兵庫の力」というスローガンを掲げました。このスローガンには、「すべての生徒に達成感や充実感を味わわせる」という、本県の技術・家庭科を牽引してこられた諸先輩方から現在まで脈々と受け継がれてきた強い思いが込められています。この思いをこれからも継承していくことが本研究会の活動、兵庫の技術・家庭科教育の発展につながるものと考えております。

 しかしながら、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、全国一斉に学校が臨時休校となり6月まで授業を実施することができず、今までの当たり前だった生活様式から新たな生活様式への対応が必要となりました。そして、家庭科での調理実習など予定していた教育活動に制限がかかる事態となりました。その様な状況を踏まえ、10月に予定されておりました第48回県研究大会(淡路大会)を残念ながら中止することになりました。準備をして頂いた大会関係者の皆様の心中を察するには余りあり、大変申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 そのような状況下でありましたが、全国大会の熱を消さぬよう、各地区で研究・授業実践を可能な範囲で進めて頂きました。そして、各地区の今年度の研究・実践をまとめ、淡路地区の公開授業の内容も含め、研究紀要を発行することができました。この場をお借りして昨年度の県研究大会(淡路大会)の研究紀要の発行にあたり、県下各地の技術・家庭科教育に携わる会員の皆様のご尽力により、完成することができましたことに、改めてお礼申し上げます。

 令和3年度は、新学習指導要領が完全実施となる、新たなスタートの年となります。技術・家庭科の目標には、「生活の営みに係る見方・考え方を働かせ、生活や技術に関する実践的・体験的な活動を通して、よりよい生活の実現や持続可能な社会の構築へ向けて、生活を工夫し創造する資質・能力を育成する」と示されています。次代を担う生徒たちが、豊かな創造性を備え持続可能社会の作り手となるとともに、生涯にわたって自立し共に生きる生活を創造できるよう、資質・能力を育成していくことが求められる中、私たち技術・家庭科教員の果たす役割はますます大きくなっています。このような方向性を見据えつつ、これまでの実践を振り返り、さらなる授業改善に取り組んでいかなくてはなりません。

 新学習指導要領の実施に向け、「生活の営みに係る見方・考え方を働かせた問題解決活動」や「生活や社会につながる問題解決活動」の2つの柱に整理をして、「見方・考え方」を働かせる場面の設定を行い「主体的・対話的で深い学び」の具現化に向けて、これまで研究に取り組んできました。また、カリキュラム・マネジメントの観点から、社会に開かれた教育課程の実現と、各教科との連携を明確にし、教科間の連携や社会・地域との連携についても取り組みを進めてきました。

 そこで、これまで培ってきた研究成果を大いに活かしつつ、問題解決の行動としての実践的・体験的な活動をさらに充実させ、試行錯誤を通してのよりよい問題解決を目指した授業実践に、修正や改善を図っていく必要があります。さらに、生活や社会の問題解決との結び付きをとらえ、よりよい生活の実現や持続可能な社会の構築に向けて、主体的に取り組む生徒の資質・能力の育成を図っていきたいと考えます。

 今年度、第49回兵庫県中学校技術・家庭科研究大会を10月8日(金)午後からの開催とし、姫路市文化センターで研究授業の実践発表や研究協議を実施する予定です。研究主題に沿った県下各地での「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の研究成果を発表し、参加者による積極的な研究協議を行い、実りある研究大会となりますよう会員の皆様と一丸となって取り組んで行きたいと思います。

 最後になりましたが、日頃より本研究会の活動に、ご支援・ご指導頂いております兵庫県教育委員会をはじめ、県下各市町村教育委員会、関係各学校、本教科に関わる関係機関・団体、本研究会OB会などの皆様に、そして、兵庫県中学校技術・家庭科研究会の会員の皆様に心より感謝申し上げ、挨拶とさせて頂きます。