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兵庫県中学校技術・家庭科研究会(「すべての生徒に喜びを 未来を育む 兵庫の力!」)

会長のごあいさつ

「未来を切り拓き、よりよい生活の実現や社会を構築する資質・能力を育む技術・家庭科教育」
~生活や社会につながる課題を発見・解決するため見出し工夫し創造する実践的な態度の育成~

兵庫県中学校技術・家庭科研究会 会長
川西市立多田中学校 校長 井上 智美

 兵庫県中学校技術・家庭科研究科会の会員の皆様におかれましては、技術・家庭科教育の充実と発展にご尽力いただいておりますことに深く感謝申し上げます。さらに本研究会の活動が充実したものとなりますよう、努力して参りたいと思います。何とぞ会員の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 本研究会の基盤には、本県の技術・家庭科を牽引してこられた諸先輩方から現在まで脈々と受け継がれてきた「すべての生徒に達成感や充実感を味わわせる」という、思いが込められています。この思いをこれからも継承していくことが本研究会の活動、兵庫の技術・家庭科教育の発展につながるものと考えます。

 県研究大会は、令和元年度に開催しました全国大会において全国各地から多くの先生方にお集まりいただき県内の先生方の研究に対する熱意によって兵庫が取り組んできた研究・実践を発表することができましたが、その後は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、3年間は紙面発表の形で行ってきました。しかし、その間も大会の熱を消さぬよう、各地区の研究・実践をまとめ、研究紀要を発行させていただいてきました。あらためて県下各地の技術・家庭科教育に携わる会員の皆様のご尽力に改めてお礼申し上げます。

 中学校学習指導要領(平成29年告知)実施後、本研究会はさらに研究を進め次代を担う生徒たちが、豊かな創造性を備え持続可能社会の作り手となるとともに、生涯にわたって自立し共に生きる生活を創造できるよう、資質・能力を育成していくことが大切であると、授業・研究に取り組んでいます。特に一人1台のタブレット端末を使っての授業が当たり前のように実施され、プログラミング教育の充実が図られる学校においては、今後ますます技術・家庭科教育と指導にあたる教員の果たす役割は大きいものがあります。本研究会では、これまで培ってきた研究成果を活かしつつ更なる研究を重ね、生活や社会の問題解決との結び付きをとらえ、よりよい生活の実現や持続可能な社会の構築に向けて、主体的に取り組む生徒の資質・能力の育成に取り組んでいきたいと思います。

 最後になりましたが、日頃より本研究会の活動に、ご支援・ご指導頂いております兵庫県教育委員会をはじめ、県下各市町村教育委員会、関係各学校、本教科に関わる関係機関・団体、本研究会OB会などの皆様に、そして、兵庫県中学校技術・家庭科研究会の会員の皆様に心より感謝申し上げ、挨拶とさせて頂きます。